レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
「…………っ」
何も言えずにいると、順二はふっと笑う。
「……やぱ…忘れらんねえ?」
眉を下げて、半ば諦めたかのように順二は言った。
「…………ごめん」
「……………」
多分…。
そう、簡単に諦められないってことは順二が一番わかってる。
きっと、今まで私に冷たくして忘れようと努力したんだ。
だけれど。
ねえ、順二?
皮肉だよね。
離れれば離れるほど…。
相手を思い出して焦がれてしまうだなんて。
私と順二は正にそうだったから。
諦められるなら…とっくに諦めてたから。
それが出来ないから…こんなにも苦しいと言うのに。
「本当は言うつもりなんかなかったんだけど…もう会うこと中々ないと思うし」
「……うん」
「けじめつけんのに…卒業がいい機会だと思ってさ」
「…………うん」
「今までありがとう、俺泉のこと好きだったこと、一つも後悔してない」
「…………ふぇ…」
「……泣くなよ」
何も言えずにいると、順二はふっと笑う。
「……やぱ…忘れらんねえ?」
眉を下げて、半ば諦めたかのように順二は言った。
「…………ごめん」
「……………」
多分…。
そう、簡単に諦められないってことは順二が一番わかってる。
きっと、今まで私に冷たくして忘れようと努力したんだ。
だけれど。
ねえ、順二?
皮肉だよね。
離れれば離れるほど…。
相手を思い出して焦がれてしまうだなんて。
私と順二は正にそうだったから。
諦められるなら…とっくに諦めてたから。
それが出来ないから…こんなにも苦しいと言うのに。
「本当は言うつもりなんかなかったんだけど…もう会うこと中々ないと思うし」
「……うん」
「けじめつけんのに…卒業がいい機会だと思ってさ」
「…………うん」
「今までありがとう、俺泉のこと好きだったこと、一つも後悔してない」
「…………ふぇ…」
「……泣くなよ」