レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
通ってる学校から家までは自転車で15分もかかる。

バスや電車でも行けるけど、運動部でない私が体力をつけるには登下校しかないと考えて、敢えて自転車通学をしている。
お陰で健康そのもの。

文化部なのに体力測定もばっちし。


周りからは逆に恐れられてるけど。
迷惑な話だ。


確かに…少し太ももはムキムキしたかもしれないが。


最初は漕ぐだけで精一杯だったけど、今は逆にその時間に考えごとをするのが一番だった。

動いてるからか、かなり頭が冴えていい案が次々に出てくる。


毎日登下校して、それをメモるのが日課になっていた。
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