ネクロフィリア【加筆執筆中】
残り二日
翌朝。
俺は起き上がると朝ご飯を作り終えて、リビングでくつろぐ母親におはよと声をかける。
母親もそれに笑顔で返した。


「今日はどこ行くの?」

「んーわかんない」

「ええ?」

「あ、後二日経ったら出かけるのやめるから」

「そうなの?」

「うん」

「また時間あれば出ればいいじゃない」

「…気が向いたらする」

「そう…」

母親は少し眉を下げると、すぐに微笑んだ。


「今日のご飯、何かいいとかある?」

「んー…なんだろ。お肉がいいな」

「わかった、お肉で何か作るわね」

さて、と言いながら母親は腰を浮かして家事を始めた。
洗濯機の終わりを知らせる音がしたからだ。


俺はもくもくと朝ご飯を食べる。

すると。

『~連続殺人事件の…』


そんな言葉が俺の耳に入って、テレビを見る。
キャスターはニュース原稿に目を落としながらも続けた。


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