儚き願い

契約【ケイヤク】






『・・・く・・・ろ』





「え?」



僕を呼ぶ声に
僕の体はビクリと反応した。





『・・・く・・・ろ、柘榴・・・』





何度も何度も
その声は途絶えることなく
僕を呼んでいた。





「僕の名前をずっと呼んでいるのは
一体誰??
これは・・・夢??」










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