セレブ少女りりか
最初の出会い
キーンコーンカーンコーン・・・・

この学校は『宝洋学園』誰もが憧れるセレブ学校。
「早く席ついて!今日はみんなにいいお知らせがありま〜す♪」
このクラス1年A組の担任、田北奈美はとってもマイペースで、自己中。でも以外と生徒には人気。
「せんせー、いい知らせってなに〜?」
「こら!先生にため口はダメでしょう!まぁ、それはおいといて・・・いい知らせっていうのは、
 転入生がこのクラスに来ま〜す!」
「え〜〜!どんな人なの!?」
「美少女がいいな〜♡」
教室がざわめいた。
「はいはい、みんな静かに!教室に入ってもらいましょう。」
   ガラッ
「・・・」
1年A組に来た転入生は誰もが知る大企業花咲グループの一人娘、『花咲りりか』だった。
「マジかよ・・・。」
「今日からこのクラスに来てもらいます。では早速自己紹介してもらいましょう!」
生徒全員の目がりりかへと向けられた。
「花咲りりかです。宜しくお願いします。」
少女は、女のコなら誰でも憧れる抜群のスタイル。男の子なら一度でいいから付き合いたいと思うほどの可愛さ。
「ありがとー。じゃあその席にすわって。授業はじめるよ〜」
その日のうちにりりかが転入してきたことは学校中に知れ渡った。
休み時間に・・・
「久しぶりね、りりか。」
「ひ、久しぶり・・・」
えらそうにりりかに話しかけてきたのは、宝鈴ちよみ。小さい頃からの知り合い。(一応幼なじみ・・・)
りりかは昔からちよみが苦手だった。
「あなたすごい噂されてるわよ。まぁ、わたくしほどじゃないけど!オーホホホ」
りりかは苦笑いしかできなかった。
「あれが噂の花咲りりかか〜。やっぱ可愛いな〜」
たくさんの人が廊下に集まっていて、気づいたときには教室のドアがふさがれていた。
「なによ、あのモテっぷりは!」
「なんかムカつく!」
「でも、あのスタイルと顔は負けるわ・・・。」
その日1日りりかの周りはずっとざわざわしていた。


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