【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】

「なっ、なにを言ってるんですか社長??冗談はやめてください！」

「冗談なんかじゃない。俺は本気だ」

ほ、本気と言われても……。

「……社長、なぜわたしが社長の結婚相手なんでしょうか」

「１番近くにいるからだ」

「はい??」

「お前は毎日秘書として俺のそばにいる。つまりお前は、俺のことを１番理解してるってことだ」

「そっ、それはそうですが……」

「だろ??だったら俺のこと知らないヤツと結婚するより、断然お前と結婚した方がいい」

「でっ、ですが社長……。わたしは秘書としての社長しか知りませんし」

「それはお互い様だ。俺も秘書としてのお前しか知らない。だからこそ言ってるんだ」

「しゃ、社長……!!お願いですから少し考え直してください。　わたしと結婚なんてダメですよ、絶対に」

無理無理!!社長と結婚なんて……。絶対に無理!!

「なぜだ??俺はお前と結婚したいんだ」

「で、ですから結婚は、好きな人となさるものですから。わたしみたいな女と結婚しても、社長は幸せになんてなれません」

「俺はお前と結婚したい。お前とじゃなきゃ結婚しない」

「しゃ、社長!!どうか考え直してはいただけませんか??」