【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
夜は赤ちゃんなので、泣くのが仕事。夜泣きをするので、そのたびに母乳をあげたり、オムツを変えたりと頻繁にあるため、なかなか休む暇がない。
ちょっとの休憩も、赤ちゃんの時間に費やされる。 お昼寝させたりしているうちに、わたしも一緒に寝てしまい、ハッとすることもある。
夕飯を作る時は抱っこひもで抱えながらご飯を作り、洗い物をしたりする。
なかなかハードな一日で、今は秋一さんよりもわたしのほうが忙しいかもしれないと、時々思っている。
寝る時間も短く、寝不足のまま過ごしていると、たまにぼーっとしている時がある。頭が働かないとかね。
でも、秋一さんが帰ってきてくれると、やっぱり嬉しい。
自然と笑顔になる。
「美優紀、俺が秋哉をお風呂に入れてくるよ」
「ほんとですか??」
「ああ。風呂入るついでだ」
「ありがとうございます。助かります」
「俺だってパパなんだ。子育てに協力するのは、当たり前だろ??」
「ありがとうございます。パパ」
「よし、秋哉パパとお風呂入ろうな〜」
秋一さんは、秋哉を抱きかかえお風呂へと向かった。
その間にわたしは、食器洗いを済ませよう。
食器を洗っていると、少し胸の張りを感じた。痛いと思いながらも、なんとか食器洗いを済ませた。
ソファに座り、とりあえずテレビを付ける。ちょうどCMで、有名なアイドルが出ていた。