自白。
取り調べ
取調室は、
ひんやりと冷たい。

「よう、兄ちゃん」

男は、笑っている。
何が可笑しいのだろう?

「こんにちは。
捜査一課の九条です」

「…俺は九頭竜 芳樹」

「年齢は?」

「九条くんの年齢に五を足して二を引いて三を足した数」

ふむ。つまりは33か。

「率直に聞きます。貴方は」

「殺したよ」

「え?」

「だからぁ、今言ったよな?俺が殺したって」

男は、へらへら笑い、
髪を掻き上げる。

「動機は?」

「動機ぃ?一々言わねーといけねぇの?面倒だな」

男は、一服おくと、
「まぁ、いいや。
聞かせてやるよ。何であいつらを殺したか。」
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