いちごみるく白書






「梨音…大…丈夫?」



今日もばっちり可愛い楓があたしの顔を覗きこむ。



「グス…大丈夫じゃない…(泣)」



泣きながらローファーを履いていると




「楓ちゃんいつもいつもごめんなさいね?梨音ったら放っておいても泣くんだから。ほら、行ってらっしゃい!電車遅れるわよ!」




お母さんの声に押されるように楓と外に出た。






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