【続】SWEET＊AFTER７〜ハジメテの社内恋愛〜

勝手な妄想が行き過ぎて、なんとなくブルーな気分になりつつ食べ終えた食器を片付けると、

隣で拓海さんがデザートにイチゴを用意してくれていた。



「わぁ、美味しそう！」



甘酸っぱい、いい香りがほのかに漂う、真っ赤に熟れたイチゴ。


これは専務から『お友達からたくさん貰ったから相川さんにもあげて』と言われたのだそうで。


さっきそれを聞いたあたしはちゃっかりスーパーで練乳も買ってきてしまった。



「拓海さんはいらないの？練乳」


「俺は余計なモンはかけねーの」


「余計じゃないですよ～！
イチゴと練乳は出会った瞬間から離れられない運命にあるんです！！」


「なんだそりゃ…」