【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
「わかりやすいんだもん、キミ。すごく寂しそうな顔してるよ」


「………!」



気恥ずかしくなったあたしは、頬杖をついていた手で口から頬を覆った。


三神さんは拓海さんの方をチラリと振り返る。



「あの女の子、拓海サンに気があるとか?」


「……鋭いですね」


「仕事以外の場所で拓海サンに寄ってくる女の子は大概気があるコでしょ」



…確かにそうかもしれない。


仕事での鬼部長のイメージが強くて、近寄りがたいと思う人は多いだろうから。



「拓海サンは気付いてないの?あのコの気持ちに」



静かに置かれていた梅酒を早速一口飲んで、あたしは首を横に振った。


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