【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
「あたしと拓海さんも、イチゴと練乳みたいな関係だったらなぁ…」


「……は?」



ぼんやりと白く染まったイチゴを見つめて呟くと、拓海さんはまた呆れたようなカオをする。



「…何だ、その不思議ちゃん発言は」


「ただの独り言なんで気にしないでください…」



意味もなく物憂げな気分のまま、ぽいっとイチゴを口に放り込むと


「ま、なんとなく言いたいことは分かるけどな」


と拓海さんが言い、あたしの頬に手をあてて自分の方を向かせた。


綺麗なブラウンの瞳に、無防備なあたしの顔が映る。



「もうそういう関係になってると思うけど?
少なくとも俺は」



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