【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
「やっ…もう、やめ…!
やめてくださいっ!!」



中からとぎれとぎれに聞こえる叫び声に


頭の中が真っ白になった。



一瞬冷静さを失い、周りも見えなくなって──


インターホンも押さずに勢い良く扉を開け放った。




「雅っ──!!」



玄関を上がり中へ入った途端目に飛び込んできたのは…


ソファーに体をよじらせて横になっている雅と、
そこへ片膝を乗せて上に覆いかぶさる遊馬の姿──。



想像したくもなかった最悪の光景に
俺は我を忘れ、もう何も考えられなくなっていた。







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