【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
あたしの頭の中は何が何だかわからないのと、くすぐったいのとでパニック。


あたし本当にくすぐられるの弱いんだから!!



「ぃやっははは…!!
やっ…もう、やめ…!やめてくださいっ!!」


「面白いな~相川ちゃん」



ソファーの上で身をよじって笑いたくもないのに笑い転げながら息も絶え絶え訴えると、彼はこちょこちょとくすぐる手をやっと止めた。


はたから見たらふざけてるとしか思えないこの状況。


肩で息をしながら、何やってるんだ…と冷静になって呆れ返った
──その時。



バタン!と扉が勢い良く開く音がして、誰かが部屋に上がり込んできた。


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