【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜

駐車場へ着くとタイミング良く千葉ちゃんに会った。



「雅!飲み会の時、三神さんといたってホント!?」



そう言ってあたしに飛びついてくる千葉ちゃんは、挨拶するのも忘れてる様子。


ていうか、あたしはまだ何も言ってないのに何で知ってるの!?



「誰から聞いたの!?それ…」


「あんたの彼氏に決まってんじゃない!バッグ預けた時に聞いたのよ」



──あ!そういえば千葉ちゃんにも迷惑かけたんだった…!



「そ、その節はスミマセンでした~…」


「それは別にいいんだけどさ。でも何があったかは全部聞かせてよね」



興味津々で肩を抱いてくる千葉ちゃんに、あたしは「…ハイ」と頷くしかなかった。


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