【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
そんな些細なことが嬉しかったり可笑しかったりで、あたしは思わずぷっと吹き出した。


……すると。

気付くと拓海さんが口元に手をあてたまま、横目であたしを睨んでいた。



──うわ、バレた!


反射的にぷいっと顔を背けると、目線の先には社長のいぶかしげな顔が。



「相川…。さっきからニヤけたり真面目な顔になったり…何一人で百面相してるんだ?」


「なっ、何でもありません!!」



ぎゃー!
社長にまで見られてた~!!


クスクスと周りから聞こえる笑い声に、どんどん熱くなっていく顔。


あぁ…また拓海さんに呆れられるんだ、きっと…。


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