【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
こうして触れ合うのも久しぶりで、あたしの身体はどんどん熱を帯びていく。


甘く濃厚なキスに心臓はバクバクと踊り、脳内はトロトロに溶けてしまいそう。


これはヤバい……


ここは会社だってわかってるのに…
あたしの方が拓海さんを離せなくなりそうだ。



そんな理性が崩壊しそうな一歩手前で、スッとひいていく唇の熱。



「…これ以上やると止まらなくなるから今日はここまで、な」



まだ色気たっぷりのオスの瞳をしたままのくせに、そんなことを言ってポンポンと頭を撫でる。



……は、恥ずかしい!!


すっかりその気にさせられてしまっていたあたしは、急激に羞恥心が襲ってきた。


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