【続】SWEET*AFTER7〜ハジメテの社内恋愛〜
「じゃあ、あたしはこれで!拓海さん無理しないでくださいね!」



そう言いながら片手片足で段ボールを支え、もう片方の手でよいしょっとドアを開けようとすると…



「お前が無理すんな」



と、いつの間にかすぐ近くに来ていた拓海さんがドアを開けてくれた。



「スカートだったら色気のないパンツが見えるぞ」


「…一言余計です…」



このイジワル部長め!!


…でも、こういう些細な優しさがやっぱり嬉しい。



「またメールする」



ほんの少し扉を開きつつ耳元でこっそり囁かれた言葉に、あたしは嬉しさを隠せない笑顔で頷いた。


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