君のコト、さらっていいですか…?
「なにすんの、変態」

「購買もゴミ捨ても肩揉みもお疲れ
       
お礼の熱いホーヨー」

「それはどうも」

私は軽い気持ちで抱きしめ返す。

「今ならチューしてやってもいいよ」

私はすぐに顔を上げる。

「はぁ?」

「もちろん冗談だけど」

「バカいうなっ!」

そう怒ってもやっぱり

抱きしめあったままで

これは友だちとしてのハグだと思って

数分抱きしめあっていた。

徐々に鼓動が早くなってきたけど

熱いのかな、今日。
< 58 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop