あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「ちっ、アイツいいとこで邪魔しやがって。」


勇輝はかなり悔しそう…

私は少しホッ。

「てか、あの中先の焦りよう!」


私は大爆笑。


「まあ、俺が?頭いいから?」
自信満々。


「一応私もまあまあ頭いいんですけど~?」


私はスネる。


「あぁ!!マジびっくりした。お前賢かってんな?」

はぁ?
何今更・・・・
こいつ自分より下の順位のやつ見てない感じかよ。


「ウザ・・・」


あら、本音が出ちゃった。

勇輝はクスっと笑う。
何で!?


「悔しかったら俺を追い越してみろよ?」


なっ…!?


「無理に決まってんでしょ!あんた500点満点499点じゃん!!私に500点取れと?」


んな頭言い訳ないだろ…


「ん~?戦う前から負け宣言?百合らしくないなぁー。俺の選んだ女は賢いに決まってんじゃん。」


あのねー…

「嘘。冗談だって」


「…シバくよ?」


「それは勘弁して下さい!」

勇輝はパンっと手を 合わせる。


「じゃあど突かせろ。」


冷たい目線で
睨みつける。


「いや、そっちのがレベル高いよね?」


勇輝は焦って下がる。



「あははっ、冗談。」


「ってめっ!!」


なんて、たわいもない 会話をしながら私達は
帰って行った。









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