あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「ようこそいらっしゃいませ」
女将さん?たちが
出迎えてくれる。
「よろしくお願いします♪」
私は頭を下げる。
「うお、でっけー旅館!」
ちょっとー勇輝ー
「あ、お願いしゃーす」
しゃーすって(笑)
「奥様、お荷物お持ち
いたします」
おっ、奥様!?
へ、どーゆうこと??
「旦那様も。失礼します」
勇輝も荷物を持って
もらってる。てか勇輝
普通だし!
「では、なにかございました
らお呼び下さい」
若女将が出て行く。
「うお、すっげー!
見て見ろよ、この海!」
「きゃー海ー♪…じゃ
なくて!何で私が奥様
なの!?」
「え、お前旦那様のが
良かったの?」
「ちーがーうー!」
真顔で言うなバカ!
「ふっ、高1ふたりじゃ
何かしらマズいだろ?
親の許可とか取らないと。
だし」
「なるほど…」
「ばあか♪」
「なにおうっ」
このじゃれ合いも…
最後。
今からのスケジュール♪
もうすぐお昼なんだよねー
てことで、旅行者用の街を
食べ歩き
それから近くの海に行って
ちょっと遊んで夕日見るの。
「じゃ、行くか」
「うんっ♪」
「ていうかお前さー
メイクとか全然しねえ
んだな?」
「んー?だって
めんどくさいもんっ!
勇輝は化粧してるほうが
好き?」
「え//ケバいのは嫌い。」
「ハッキリ言おうよ?」
「そのままの百合が好き。」
は、え//
化粧しろって言うのか
と思った。
「いや、俺のせいで
化粧してないのかなって」
「んな訳ない♪」
自意識過剰じゃん(笑)