あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「ようこそいらっしゃいませ」


女将さん?たちが


出迎えてくれる。


「よろしくお願いします♪」

私は頭を下げる。


「うお、でっけー旅館!」


ちょっとー勇輝ー


「あ、お願いしゃーす」


しゃーすって(笑)


「奥様、お荷物お持ち


いたします」


おっ、奥様!?


へ、どーゆうこと??


「旦那様も。失礼します」


勇輝も荷物を持って


もらってる。てか勇輝


普通だし!


「では、なにかございました

らお呼び下さい」


若女将が出て行く。


「うお、すっげー!


見て見ろよ、この海!」

「きゃー海ー♪…じゃ


なくて!何で私が奥様


なの!?」


「え、お前旦那様のが


良かったの?」


「ちーがーうー!」


真顔で言うなバカ!


「ふっ、高1ふたりじゃ


何かしらマズいだろ?


親の許可とか取らないと。

だし」


「なるほど…」


「ばあか♪」


「なにおうっ」


このじゃれ合いも…


最後。


今からのスケジュール♪


もうすぐお昼なんだよねー

てことで、旅行者用の街を

食べ歩き


それから近くの海に行って

ちょっと遊んで夕日見るの。

「じゃ、行くか」


「うんっ♪」


「ていうかお前さー


メイクとか全然しねえ


んだな?」


「んー?だって


めんどくさいもんっ!


勇輝は化粧してるほうが

好き?」


「え//ケバいのは嫌い。」

「ハッキリ言おうよ?」


「そのままの百合が好き。」

は、え//


化粧しろって言うのか


と思った。


「いや、俺のせいで


化粧してないのかなって」

「んな訳ない♪」


自意識過剰じゃん(笑)





< 292 / 310 >

この作品をシェア

pagetop