あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】




可愛いー
私もつられてポッと赤くなる

「何、赤くなってんだよ?」

今度は勇輝が私をからかう


私が反論しよーとすると 「だからさ、付き合うんはもうちょい待てって。お前ちゃんと中身も外見も俺の事好きになったんか?」


私はウッとなった。
きっと中身は好きだろう けど、私イケメンに興味 ないからなー
イケメンだなーとは思うけど、ドキッとしたりは・・・


と考えてると
「なっ?お前俺の外見好きじゃねーだろ」

読まれた!

「わっ私は好きになった人の顔が好きだし!」


ごまかす・・・

顔って興味ないんだよね


「俺、何でも分かるから。」
見透かしたような目。

「む~っ」

「任せろよ?絶対カッコいいと思わしたるから。」


「イケメンとは思ってるし!」

私は反論。

「それは一般的に見て。だろ?お前はどう思ってんの?」

勇輝の目が、『読めてるから。』って言ってる・・・


「カッコいいとは、思ったことない・・・・」



なんか悔しいんですけど。


「やっと言った。」

勇輝は笑う

「まっなんとなく分かんのなー雰囲気で。俺、天才だからさー」

ニヤニヤ。


「天才かんけーない!」



せめてもの反論?
だって全部当たってるん だもん。
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