スーパーニート★パラダイス
「で、辿り着いた先が自販機の横だったと……?」

「はい…」

華奈はしょんぼりと小さくなって答えた。

華奈にとって一時の空腹は満たされはしたが、しかしまだ田舎に帰る手段は見つかっていない。

「結局、オーディション会場に行く事も出来なかったし、わたし何してるんだろう……。都会の景色を見物しに来ただけになっちゃいました」

華奈はアハハと照れたような笑い顔を見せる。
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