スーパーニート★パラダイス
「違うの……。嬉しくて。私の書いた小説を、こんなにもスゴい演技で表現してもらえて……それが嬉しくって…」

華奈と多喜也は目を合わせて笑う。

多喜也は側にあったティッシュを一枚とって咲花に渡してやると、咲花は涙を拭いて、改まって笑顔を見せた。


「私は津瀬 咲花。小説家を目指しているの。よろしくね」

咲花は右手を差し出し、華奈はニッコリ笑って握手する。
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