家元の花嫁【加筆修正中】


翌日もゆのとはほとんど会話が出来なかった。


やっぱり、避けられてる?


母さんにどこでバイトしてるのか…聞いてみたが、知らないらしい。


ようやく話が出来たってのに、全然解決してねぇじゃねぇか!?


っつーか、さらに不安が増えたっつーの!!



その夜、俺はゆのが風呂に入ってる間に、再び“ガサ入れ”をすることにした。


はぁ…。俺って最低。


悪いと分かってるのに……気になって仕方ねぇ。


俺は迷うことなく、先日漁ったカバンを覗いた。


中には手帳。


俺はここ数日のスケジュールをチェックした。


!?


何だ、これ?


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