《中》マケイヌとカチネコ


 辿り着いた先は、テントが沢山並ぶ広場。

 仲良く並ぶ9つのテントと、食べ物の匂いを纏う煙の上がる一際大きなテント。

 そして、それ等に囲まれるようにある広場の中心、6人のバラエティー豊か過ぎるメンバーが居た。

 黄色い歯を見せて笑う佐吉。煩いし、親バカだし、がに股だし、基本的に馬鹿だけど、リーダー的存在で、いつもみんなの中心にいる。

 その隣にいる、ヘッドホンをつけた汰輔。無口だけど意外に毒舌。でもその言葉の裏には思いやりがあって、一途に歌誌葉を愛している。

 その向かいに居るのは、パッと見中国風コスプレの真怨。比較的常識人で、優しく真面目。密かに舞花に一途な恋心を寄せてたりする。


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