遠い距離
『……わかりましたか?……俺の罪が。』
口にしたコーヒーの苦味が口いっぱいに広がった。
『……私、始めは自分を恨めしく思いました。……そしてあなたも。』
『―――…え?』
俺だけじゃなく……沙羅さん自身も?
『何故、翔ではない別人のメールに気づかなかったのか…そして、私の想いを綴ったメールが相手はどのような気持ちで読んでいたのか……って。』
そう考えると恥ずかしく、恐ろしくなった――…と彼女は言う。
『俺は――…『でも、』
彼女は続ける。