好きでいていいですか? 黒いスーツのお兄ちゃん
どれくらい泣いたかな。



涙がかれるんじゃないかってくらい泣いた。



「桜…私諦める。」


「え…?」


「もう…無理だ。
だから好きなのやめる。」


「簡単に諦められる?
ずっとずっと好きだったでしょ?」



「しばらくまさくんには会わない。きっと時間がたてば諦められるよ。ハハハッッ」





バイバイ…まさくん。




桜はしばらく黙りこんだあと一言だけ言った。




「そっか。」




好きな気持ちが溢れでないよう、しっかり鍵をかけるんだ。



私の初恋はもうおしまい。







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