いつまでも輝く
ー桜ー

夢は何?


春がすき。

暖かいし、別れで辛いし寂しいけど、それ以上に出会いが好き。


新しい世界が好き。

中学の時に大好きだったクラスメイトと違う高校に入学してもう三回目の春。


あんなに泣いた中学の卒業式ももうあんまり覚えていない。

高一の春に出会った親友の夕那(ゆな)と過ごせる高校生活最後の一年間。


桜の花びらがヒラヒラ舞っている川沿いの桜並木道の白いベンチに座る。


隣には夕那が座る。

さっき始業式の後のロングホームルームでもらったばかりの進路希望調査を眺めて二人で同時にため息をつく。



「夕那はもう進路決めた?」


私が話しかけると夕那はクビを縦にゆっくり動かす。


「えっ、そうなの…どこ?大学?」


私は少しテンパってしまう。


「うん。やっぱり看護士になりたいんだ。だから大学行きたい。」


夕那はは自分の夢を語りながらも暗い顔をしている。


「…でも親が“夕那は中学の教師になれ”って。」


「そっかぁ、夕那の両親は中学の教師だもんね…」


「うん…どぉしようかな。あおは?」



夕那の話を聞きながら折っいた進路希望調査の紙飛行機を川に向かって投げる。

振り向いて答える。


「私は絶対にプロのカメラマンになる!!」


私の名前は



“宮藤 あおい”


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