悲しみの桜【短編】
そして美結は再び口を開

いた。

「やっぱり駄目だぁ・・

・」と美結。俺は少し強

い口調で、

「お前が自分で駄目にし

てるだけじゃん!辛い思

いして生きてきたからこ

そ、何かを信じる事の大

切さ知ってるんじゃない

の?少しずつでもいいん

じゃないの?なぁ?」と

美結に尋ねた。すると美

結は俺を睨み、

「きれい事言わないでよ

!女は信用できないけど

、信頼できる友達がいる

あなたには、私の気持ち

なんかわからないよっ!

」と言って、歩き出した

。俺はすぐに、

「逃げるのかっ?お前明

日もここに来いよ!待っ

てるから・・」と言った

。 美結はしばらく立ち

止まっていた。そして、

うつむかせていた顔をを

あげて、俺の方を振り向

いて、

「ありがとぅ・・・」

そう言うと、再び歩き出

した・・・
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