小さな幸せ
はあ、




何が優しくするよ。





「和実大丈夫?」


「大丈夫じゃない!!もうしないから。」


「ごめん、つい。」

「あ、」


ボコボコ蹴られた感触。


「ほら、赤ちゃんだって怒ってるよ。」


「参加してたんじゃないか?愛の確認作業。

 なあおチビ?」


ボコッ


「ほら。な!」


「勝手なんだから。」


まじキツイ、お腹も張ってきた。


お腹さすってため息ついてるとると、


「ごめん、ホント平気?」


心配そうな惣。


もお、


「キスで許す。」


いつか言ったでしょ、私はキス一つで幸せなんだって。


覚えてる?


影が重なり唇が温かくなる。


愛しいあなた。


その存在だけで私は幸せになれる。


ふふっ

唇が離れた後、顔を見合わせて二人で笑った。




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