赤い狼と黒い兎Ⅱ
昔の本部長に逆らう奴は片っ端から切られてたからな…。
何も出来なくて当然だ。
『あんた、今課長なんだろ?何人あんたに命預けてんだ?もうちょい気張れよ。課長は部長みたいに生易しくなんかないぜ』
野田は大きく目を見開くと、目を細めて笑った。
「そうですね…。あなたの言葉にはいつも重みがある」
『何一回り以上も年のちげぇガキに説教食らってんだよ、てめぇは』
「いやはや。仰る通りだ」
アハハハ、じゃねぇよ。
『つうか、いいから本題に戻れ』
「おや、これは失礼。…で、どこまで話しましたかな?」