ほんとの気持ち

変化

私は、その次の日から先生のことを目で追うようになっていた。

他の女子生徒の頭を叩いていたり笑顔で話している姿を見ると胸の奥が傷んだ。

「はあ~」

私は、1人席につき頬杖をついていると

「雪菜!!あんた何見てんの??」

美鈴が聞いてきたのだ。

「う~宮本先生―‥」

「えッ!?」

「えッ!?あッ変な意味でじゃないよ!!よく見ると結構かっこいいじゃんって思って見てただけだから!!」

いつの間にか宮本先生と言ってしまい、慌てて誤魔化そうとしたけどそんなことは美鈴には通用しない;;

それは、私が1番知っていた。

「私別に何も言ってないのに何慌ててんの??笑」

その笑顔怖い;;

「雪菜が宮本のこと好きだったとはね~」

「好きとかそんなんじゃないよ!!」

「ふ~ん。でも宮本は狙ってる子多いいから頑張んなくちゃ♪」

絶対美鈴面白がってるな!!;

「でも雪菜は、可愛いから宮本も雪菜に迫られたらヤバいんじゃない??笑」

そう言いながら私にウィンクをしてきた。

「美鈴楽しんでない??」

疑いの目で見ているとそれに応じず

「私は、雪菜の恋を真剣に応援してるだけよ♪♪」
< 12 / 25 >

この作品をシェア

pagetop