ほんとの気持ち
学校の門をくぐったらそこには私たちと同じように今日入学する生徒が群がっていた。

「わッ!!なんか凄いね」

「圧倒されてないで私たちのクラス調べなくちゃ!!行くよ」

そう言われて人混みの中を掻き分けてクラス分けの書いてある紙の前まできていた。

私どのクラスだろ??美鈴と同じクラスがいいなあ~

なんかすっごい緊張する;;

クラスとか自分たちが好きなところ選べるようにすればいいのよ!
私って頭いい♪♪

「・・な・・雪菜!!」

「えッ!?なに??」

「なにぢゃない!!また変な妄想でもしてたんでしょ!!もう高校生なんだからしっかりしてよね」

「あっごめん、ごめん」

私はごまかすように笑いながらクラス表を見た。

木本はぁ~♪あった!!
1年2組か。

「美鈴あったよ♪2組だって。美鈴は??」

ちょっと緊張しながら聞いてみた。

そんな心配そうなウルウルした目で上目遣いしたらそこら辺の男はイチコロね;;笑

「私も2組よ♪やったね!!」

「ほんとに!?やったぁ♪♪美鈴がいたら心配いらないや」

そう言いながら私は美鈴に抱きついた。

周りからは注目の的。そんなことは気づきもしない雪菜に苦笑いしながら美鈴は一緒に喜んでいた。
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