つめたいハートに火をつけて


最近、こうやってのんびり飲む機会もなかったし、愚痴に付き合ってくれる友達がいるって、ホント幸せ。

さらにミモザに口をつけて、カナとたわいもない事を話していると、バーニャカウダー、レバーパテに砂肝がテーブルにやって来た。

どれも、食欲を掻き立てる色彩と匂いを放っている。

すると、隣から『キュ~』とお腹がなるのにつられて、私のお腹も鳴りだす。

「やだ、カナにつられちゃった」

「あはは、超お腹ペコペコだったからね。これ見たら、お腹も催促するって」

笑いとばしながら、早速料理に手をつけようとしている。

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