聖石戦隊 キラレンジャー
「あれー、ごめんね、予定あった?」

「だいたいお前はいつもそう勝手に・・・」

悠月は陸に向かって首をかしげる。

「陸くんは一緒に来てくれるよね?」

「ああ・・・」

クールに答える陸を横目に、哲平は腕を組んだ。

「しょうがねえな、俺も付き合ってやるよ」

「哲平くんは忙しいなら無理してくれなくてもいいよー」

「誰も忙しいなんて言ってないだろ!」

ちなみに健介はいつも決定権なく、引っ張って行かれます。

「お時間あるなら、みなさんも講演会に参加しませんか? とても為になりますよ」

「いや、いい」

「どうせお昼寝の時間になっちゃうねー」

そうですか、春風はがっかりした。



   *      *      *



翌日は室内で勉強するのがもったいない快晴になった。

「そんなことありません。お天気いい方が脳だって働くんですよ」

春風は時間よりも早めに上政大学に向かった。


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