聖石戦隊 キラレンジャー
「しっかりしろよ、キラレンジャー」

「お前はまたそういう言い方を・・・」

哲平が突進しそうなところ健介が抑えにかかる。

ブラックナイトはマントをひるがえして消えた。

「ブラックナイトさん、ありがとうー!」

悠月はもう誰もいない木の上、大きく手を振った。

「あいつ知ってたんだ。立花がキラレンジャーってこと」

「それで黙って見てるなんて性格悪いぜ!」

哲平がぷんすかするのに、悠月が微笑みかける。

「ちゃんと、春風ちゃんを見守ってたんだよー。本当は優しい人なんじゃないかな」

「悠月、俺はあいつだけは許さねえぞ?」

指差して念押しすると、健介が大笑いした。

「お前父親かよ」

くすくす。

「みんなおもしろい。
私もちゃんと仲間になれますか?」

春風が手を口に、照れくさそうにする。

「えー、もう仲間じゃんー」

「そうだな。よろしく、立花」

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