黒縁メガネ男子に恋してる
自分のケータイを腕を伸ばして持ち、写真を撮ろうと四苦八苦する雄太。
どうやら、うまく撮れないみたい。
何度か取り直したあと、音を上げた。
「うーん、ちょっと、4人は難しいな……」
あーぁ、ったく!
だからあたしが撮るって言ったとき、素直に撮らせてくれればよかったのに!
こうしてる間にも、どんどん時間は経っちゃうじゃん!
あたしは、いい加減頭に来て、文句を言ってやろうと、口を開きかけた。
と、そのとき。