恋愛ニート

予感は的中、翔平からメールがくることはなかった。

同じクラスなのに、その時から気まずくてずっと

喋れないままだった。

翔平とその友達の会話が聞こえた。

「今日どこで遊ぶぅ?俺メールするわ♪」

翔平、ケータイとめられてなかったんだ。

毎日心のどこかで、まだケータイが使えないんだってこと

期待してた。でもとめられてなかったんだね。

こうなってしまった理由も全く分からないまま

翔平から別れようの言葉もなく、ただ話さない日々が続いた。

翔平は噂通りの人だったのかもしれない。最低なのかもしれない。

でもわたしは弱い...翔平に別れを告げることができなかった。

このままずっと待ってれば、翔平は戻ってくるんじゃないかって

考える自分がいたから。

虫の噂で、翔平が誰と付き合って、別れた~なんて話が

入ってくる。

別れたって聞くと少し安心しちゃったり、そんな自分が

いやになったりもした。

失恋ソングもたくさん聞いて、これでもかってくらい泣いた。

彼女でもないのに、翔平がほかの女の子としゃべってるのを

みるのが本当に辛くてしかたなかった。

恋の終わりがこんなにつらいのなら、わたしはもう二度と

恋なんてしない...そう思った2年の冬。

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