ようこそ!マル質番外編
ちりりん、ちりりん・・・


疲れて眠ってしまった白梅を優しく抱き上げると、夢衣はその膝に彼をまあるく乗せてそっと背を撫でた。


「かわいい・・・


これからよろしくね、白梅?」


ぷに。


思わず人差し指で肉球をつっつく。


ふっと夢衣の幼い顔に笑顔が浮かぶ。


何も知らない白梅は、いい気持ちで夢の中。









そんな白梅が「へなちょこ」月夜と出会うのは、


まだもう少し先のおはなし。



          2008.4.11 白梅は花開く・完
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