ようこそ!マル質番外編

そして花見が終わる頃。

「今年の花も終わりやな、」


地面に寝転がった雛田がしみじみと言った。


「正確に言うと今年も兄さんが散らしたんですけどね・・・」


雛田の隣に転がる月夜が呟いた。


「今年は俺も参加したゾ☆」


月夜と黒椿の間で白梅がちょっと誇らしげに笑った。


ちなみに黒椿は酔い潰れて爆睡している。


そして彼らの周りには、無謀にも黒椿に挑んだ野郎どもの屍が累々と横たわっていた。


←注:気絶してるだけ


「まぁ、『最強の男』に挑む絶好の機会やからしゃあないな。」


「何でアレが最強なんでしょうね・・・?」


けけけと雛田が意地悪く笑った。


「妬くな妬くなて!」
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