夕日塔の約束

☆一度あった事は☆ 《Side -Yuho-》

夕日塔で稚鶴に『日希とまたつき合ってもいいかも』と打ち明けた翌日。


私は朝から変な違和感に包まれていた。


「何だろこの感じ……病気かなぁ~~~~?」


机に両腕を投げ出し、1人で呟いてると、稚鶴がパタパタと寄って来た。


「夕穂どうしたの?具合悪いの?」


「ううん。どこも痛くないし、熱も無い。なのに何か心の中がモヤモヤするんだよねぇーーー…」


モヤモヤの正体が分からず、首を捻る。


2時間目の授業が終わった今も、違和感は減る所かますますレベルアップしていたのだった。


私…何か変なものでも食べたかな?
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