君に伝える。

か、かわゆい……

何喜田ってこんなキャラだったの?
萌えキャラみたいな!
ツンデレみたいな!!

そして…

まさか俺がこんなキャラが好きだったとは。

「し、しないの……?」

上目使いで俺を見てくる。
その大きな瞳は少し潤んでいて……

オイオイ、かなりヤバイぞこれは。

俺の理性が持たねぇ!
ホントはキスなんてしないつもりだった。

なのに!!

なんでだよー、嫌なら嫌って言えよー!
そんな顔されたらどっちなのか分かんねぇ。

嫌なのか、
それともして欲しいのか。

「ねぇ、石神…」
「何?」
「ホントに、しないの?」
「………」

考えろ俺!
今なら喜田とキスできる。
…でも……今、キスしたら?
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