私のペットは俺様美男!!!

├ 慣れる





「…………コイツ………。」

取り敢えず男の人を叶多君のベッドに寝かせて、叶多君と私は男の人をまじまじと見つめた。

「何でこんなにイケメンなんだ…。」

そう。

男の人は、凄いイケメンだった。

アイドルとか俳優とか、そんな潜りに入らないくらいの美形。

白磁のように滑らかで艶やかな肌、鼻梁は彫りが深く彫刻みたいで………本当に綺麗な人だった。

「でも、背は叶多君と同じだね。」

「それが救いだな…。」

ボロボロのジャケットを脱がして、男の人には叶多君の部屋着を着せてみた。

サイズはぴったり。

ちなみに叶多君の身長は182。


「で、だ。」

叶多君は椅子に座って、私の顔を見つめた。

「コイツ、どーすんの。」

「うぇ?」

「うぇ、じゃねぇ。お前が拾ったんだろうが。」

私は男の人の顔を眺めた。

心なしか、落ち着いてる……ように見える。



< 10 / 52 >

この作品をシェア

pagetop