LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
「來さんもどうぞ?未来の家族ですからね!」



「だよねぇ!」



…“だよねぇ”じゃない!

未来の“家族”って何っ!

恥ずかしい事、言わないで欲しい。

頬に熱を感じながら、ノリノリの來さんに、海斗との距離を縮められ、レンズを覗く。



「これ、私にも送って!成美、可愛すぎっ!!」



写メは無事に撮れたけど、レンズ越しだと、かなり顔が紅潮して見える。



「連れて帰りたい!!」



「…成美から離れろ」



來さんに抱き締められて固まると、海斗が私の腕を引っ張り、自身で抱き締めて来る。

…もう、心臓が持たない…っ。



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