LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
マンションへ義父も連れて行くと、ソファーに座る成美がニコニコと出迎えてくれた。



「見て!凄いでしょ?双子なんだよ!」



笑顔でエコー写真を見せて来る成美。

卵にしか見えないが、これに…子供が。



「成美、おめでとう」



「ありがとう、お父さん」



まだ膨らみのないお腹を、海花が興味深そうに撫でる。

俺は海花を退かし、自分の手を当ててみた。



「触りたいなら、素直に言えば良いでしょ??」



「ここに、双子の…」



「二卵性ね」



いきなり2児のパパとは自信はない。

でも、成美となら、大丈夫だな自信はある。




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