LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】

N//青空の下の秘密




芽の妊娠を知り、どこか遠慮してたらしい私も、今までみたいにぶつかり合えるようになった。

しかし、安定期に入ってない芽は、悪阻も酷いらしく、私は副店長業務や、発注の手伝いも増えた。

永井さんはバイトを辞めず、何故か大人しく働いてる。

明るい髪色が黒になり、私たちスタッフに疑念が残る。



「成美ちゃん、いい加減あがって良いよ?」



「じゃあ、下川さんがシフト作って下さいよ!」



「最近は芽がやってたからね……わかりませんっ;;」



「はぁ…」



19時20分――。

私もシフトを組む才能はないらしい。

パソコンと睨めっこして、2時間が過ぎてるし…。
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