LOVE OF DISTINY〜最低で構わないから〜【完】
永斗と永美を抱き、あたふたしてる俺は、「退いてよ!」と、成美にソファーに座らされる。

芽ちゃんは「暢に連絡」と、お腹を撫でながらメールを打ってる。

初期陣痛って、こんな余裕があるものなのか?



「病院に連絡した?」



「ん?まだよ。間隔が長いもの」



…ふぅ。

とりあえず、俺は母親に連絡をして来て貰わないと。

成美だけで行かせるのもな。

≪良いわよ。海斗は成美ちゃんと、芽ちゃんを支えてあげなさい!!≫

“支えて”とか、俺に出来るのは、病院までのアッシーだ。

芽ちゃんの旦那でもないし。
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