Return★LOVE!
「険しくなってきたな……」
あれからだいぶ進み、なんとか1ヶ所ポイントを見つけることができたものの、道はかなり険しくなっていた
「雨」
林くんは空を見上げるとポツリと雨が降ってきた
周りは草木で覆われ、すでに薄暗くなっていた
「きゃっ!!」
「真琴!?」
足を滑らせた真琴に近くにいた林くんが腕を引っ張った
「ごめん……ありがと」
なんとか立ち上がった真琴はすぐに顔を歪めた
「真琴大丈夫?」
「足ぐらしたかも……」