桜星サンセット
好き
コウスケとたかし君の学校はこの辺では一番の進学校だ。

体育館へと急ぐ。

始まりのブザーの音と共に席に着いた。

シェークスピアの劇らしいが、直ぐに分からなくなってしまった。

アンは熱心に舞台を見つめている。

やっぱ頭の良い学校って感じだ。

お客さんもきちんとしたスーツの父母が多い。

ウチの学校のゆるーい感じとは全然違う。

「あっ!」

声と共にアンの体がピクッと反応した。

たかし君、登場。

ひときわ背が低いのですぐに分かった。

3人で端から端まで歩き、それぞれ一言づつセリフを言った。

他の2人は無難にこなしているが、たかし君はガチガチに緊張したぎこちない歩き方で、左右の手足が一緒に出ている。

その上、セリフは声が裏返り、短い一言をかんだ。

これには静かな会場からも失笑が起こった。

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